歯に関する悩みは人それぞれ持っている

1カ月ほど前に突然奥歯が痛くなりました。腫れているわけではないのですが、とにかくガンガンという感じの痛みが続きそちら側の歯で噛むことができなくなりました。頭痛から歯痛になることが今までにもあったので、3日ほどはその状態でも我慢したのですが、治る気配が全くなかったので歯医者さんへ行きました。絶対に大きな虫歯があるに違いないと思ったのですが、虫歯は1本も無く原因が分からないと言われました。痛み止めの薬だけいただいたのですが、効果があまり感じられず数日後にまた来院。歯槽膿漏が原因かもしれないと言われ歯磨きを徹底して行いました。突然痛くなってから約1カ月でやっと元に戻りました。ですが、その間食べ物をきちんと噛むことがでず無理に飲み込む日々が続いたので、胃腸の調子がおかしくなり激しい便秘とそれまでにない程の肌荒れに現在悩まされています。体調の回復にはもう少しかかりそうです。歯の大切さと、噛むことの重要性を改めて感じるできごとでした。

私には歯列矯正の経験があります。私は今30代半ばで、私の年代で地方の田舎で矯正というのはかなり珍しがられる存在でした。でも、今では歯列矯正も当たり前どころか、むしろワイヤー装置のついている歯はステイタスにすらなっている面もありますよね。

私の歯並びは相当悪くて、ワイヤーをつける前の段階である歯の観察と準備期間にもけっこうかかりました。小学校低学年から通いだして何度もレントゲンを取ったり虫歯の治療と抜歯をしたりして、装着に向けて準備を整えました。私は、顎も普通の人よりも小さいということで、私の場合はどうしても抜歯が必要ということだったので抜きました。

準備期間は2年から3年くらい通ったと思います。歯並びの悪さは地元でも有名で、歯並びのことでよくからかわれていました。出っ歯というあだ名までも学校の男子から付けられていました。装置をつけるまでの間はまだ何もできなかったのでしょうがないです。ちなみに歯並びの程度の悪さが最も分かるエピソードとして、歯学部の学生の教科書の症例に載せたいので顔は映さないので歯並びだけ撮影しても良いですか。という話がありました。私の歯並びのブサイクさが世のため人のためになるのならと思って、小学生ながら二つ返事でOKしました。

歯並びの程度の悪さを具体的に言うと、歯並びは2枚重なって生えている部分もあったし、隙間が歯の1本分大きく開いている部分があったり、前歯2本が口の両脇に向かってはみ出るように生えたりしていました。出っ歯になりすぎている歯があってみたり、本来生えるべき場所ではなく随分奥まった場所に前歯があるという歯もありました。

ここまで酷かった歯並びを治す治療で最初に始まったのは、まずは奥に引っ込み過ぎている前歯2本を出すために裏側に装置をつけて本来あるべき場所に戻すという矯正から始まりました。本来あるべき場所に前歯2本がきた段階で次に前面に出過ぎていた歯を整える矯正が始まりました。この段階から前側の矯正になりました。

小学校中学年から付けはじめて、小学校を卒業する頃にもなると、大分落ち着いて別人のように口元が綺麗になりました。口を閉じることもできるし口が乾くこともなくなったし発音も普通になって、口元のEラインも整いました。あれほど出っ歯だとか言っていた人達も何も言わなくなっていました。高校2年生まで矯正治療が行われました。やっぱり普通の人よりも重症の歯並びだったので、12歳くらいには大分マシになってきたとはいっても、治療期間は相当長かったです。

ゴムかけ治療も中学高校と毎日さぼらずにやったお陰で、歯並びだけは自慢できる大人になりました。もちろんその後のリテーナーもしっかりやりました。歯並びを治療して感じているのは、歯並びが綺麗だと得をすることが多いということです。人から丁寧な扱いを受けるし、育ちの良い人だと思われるので、人生けっこう得することが多いです。痛くても頑張ってやって良かったです。